ワインについてのコメント
村民ワイン
メルローを主体に大池ワイナリー始まりの品種であるヤマブドウを若干ブレンドしました。
色は落ち着いたガーネット調、香りには古酒を感じさせる紹興酒のような香り、赤い果実の香り。口当たりは軽くすっきりとしていて、穏やかな酸味と果実味を感じ、香りにあった古酒感が鼻に抜け、最後に若干の苦みが余韻を引き締めます。
中華系のこってりしたお料理、肉じゃが、魚の煮付けなど醤油を使った料理と合います。山形村名産の長芋をつかった、長芋田楽、長芋と卵のまぜ焼き、擦った長芋を鉄板で焼いた長芋鉄板などとも相性があります。
赤ワインですが、少し冷やしてお飲みいただくと、すっきりと飲めて美味しいです。
ソービニオン・ブラン2023(数量限定)
色:淡い金色がかったイエロー
香り:白桃、ライチ風のトロプカルな香り
味わい:柔らかい酸と充実した果実感、香りと同じようにトロピカルフルーツの味わい。余韻にもライチ風の味が残り鼻に抜ける。一般的なSBみたいな青いトーンは弱く、果実の凝縮感を感じる南国風のSBになっています。
ペアリング:
食前酒、白身魚のフライ、天ぷら、サラダ、お寿司
シャルドネ2022
(フレンチオーク樽育成)
今回シャルドネはフレンチオーク樽育成です。ワイナリーとしては初めての試みです。今飲んでも美味しいですが、3年ぐらい熟成かけても良いワインだと思います。
樽は100Lと小型のものを用いました。通常より樽の特性が出ています。香りは白い小さな花、石灰のようなミネラル感。シャルドネ本来の素直な味わいに加え、バターやカカオ、チョコレートのようなニュアンスを感じ、余韻の長い1本になっています。
豚肉を塩コショウでソテーしたものや、白身魚にクリームソースをかけたようなお料理などお勧めです。和食では、ほうれん草のゴマ和え、ナスの揚げ出し、揚げ出し豆腐などにも合わせていただけます。
ヤマ・ソービニオン2022
(アメリカンオーク樽育成)
ヤマソービニヨン特有の野性的な香りはもちろん、アメリカンオーク樽育成から来るココナッツミルクのような香りも感じます。
力強いこの品種には、同じく力強いアメリカンオークで育成をかけました。樽香ばかり強く感じることなく、強い樽に負けずにヤマ・ソービニオンの特徴と美味くマッチしました。日本固有の交配品種であるヤマ・ソービニオンは、ヤマブドウとカベルネ・ソーヴィニヨンが両親になります。ヤマブドウは酸味が強くすっぱく感じるのが特徴ですが、じっくり育成をかけたので酸味を和らぎ落ち着いた味わいとなっています。
野性味あるジビエ料理、ワインが合わせるのが難しい中華料理とも相性はいいです。普段食では、濃いめのお醤油を使ったお料理、肉じゃが、すき焼きもいいですし、スペアリブ、名古屋の手羽先とかにもぜひ合わせてみてください。